京都

京都日記 3日目

京都滞在3日目の1月2日、二条城に出かけました。
大晦日の大雪は全くなくなりました ちょっと残念!


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大政奉還があった大広間、普段は見学できるのに、
このお正月の期間は見られず
めちゃ、ショックです。

建物の中に入れず、お庭や本丸のまわりをぐるっと巡る
見学コースでした。

ま、それでも時代と徳川様の栄華は偲ばれます。
豪華な唐門をくぐって・・・


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お庭は石組が立派で、また緑の樹木のお手入れが本当によく
清々しい空間です。

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邸内にお堀があるというのが珍しいと思いました。
墨絵を見ているようで綺麗です。


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売店の中に、絵札を作ってくれるマシンがあって、
なかなか面白いのです。
OKボタンを押したら「おおきに〜
訂正ボタンをおしたら「へえ(了解!)」と
かわいい京都弁で応対してくれて、かなり笑えます。
何度も訂正をしたので「へえ」「へえ」「へえ」と
言わせてしまった


チャレンジ


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出来上がったのは、こんなかわいい絵札です。
1回300円  どうでしょうか


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お昼時になりました。
最後の京都グルメは、祇園のフレンチ「ケザコ」です。
めちゃ、素敵なお店です。
料理もおもてなしも、インターナショナルな食器類も
カウンターの中、スタッフの流れるような動きも!

今回のメニュー、ちょっとご紹介しときます。


 おいしいお店

 「ケザコ」
    京都市東山区祇園町南側570-261
        TEL075-533-6801

  京野菜を中心に和の食材とフレンチのコラボレーション。
      シェフのマジックに「ブラボー」です。
   
お昼のランチコース


 前菜:フォワグラの奈良漬け巻き 南国フルーツソース添え

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 スープ:へしこの骨でとったスープのゼリーの中に
     フランス産きのこ、焼いた里芋で作ったすりながしをのせて

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 お魚:ヒラメとお野菜色々、それに散らした海苔が
      アクセント。柑橘類のバターソースがめちゃウマ


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 お肉:フランス産鴨のグリヤードでした。下のマルメロのソテーに
     上のふわふわの白いソースで、すごい味のグラデーション


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 デザート:シナモンアイスと柚子の香りのチョコレートムース、
       みかんとスペインのシェリー酒のゼリー


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これにチーズとプチフールとコーヒーがついて、もうすごい贅沢!
フランス人シェフのステファンさんのお料理は
いつもサプライズ満載で楽しませてくれます。
ここに来るだけでも京都に行く価値あり
その真剣勝負の気迫に元気をもらえる、パワースポットと
思っております。


3日目の京都は、ほとんど高杉に関する話はありませんが、
流れで書いておきました。最後まで読んで頂いてありがとう


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京都日記 2日目

平成23年が明けました。


ここ数年の習慣なのですが、元旦に東寺と西本願寺にお参りに
行っています。
雪景色の五重塔が見れたのは初めて!


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「雪が降ったら、京都で一番いいところは?」と聞いたら
どの方も「ベタだけど、金閣寺でしょう」と言われますので
やっぱり行ってみることにしました。
また最近、金箔も新しくリニューアルしたと聞いてますし・・・


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入場券はお札のようになっています。外国人に大人気でした。

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池が凍っています。北のほうはやはり気温が低い。


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素晴らしいの一言につきます。

雪の白色と庭木の深緑と金色、その3色しかない世界です。
雪がすべての色を隠すため、金色がより神々しく見えて
際立って素晴らしいのでしょうね。

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次の目的地は祇園の高台寺の先、維新の道。
霊山護国神社です。


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鳥居をくぐってちょっと行くと、「京大和」という料亭があり
その横に「翠紅館跡」という碑がたっています。


ここは、尊攘の志士たちのたまり場となっていたところ。
特に「蛤御門の変」の頃には、志士たちが闊歩していて
維新の道といわれる所以になったのでしょう。

下の立て札をクリックして、文字を拡大してご覧ください。

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護国神社の手前に、あら龍馬さん!


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神社では、本当におごそかな気持ちでお参りさせて頂きました。
だって、多くの志士たちが眠っているんですものね。

この上には高杉さんのお墓もあるようですが、それはパス。
夕方近くになってあまりに寒くなってきたんです


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霊山護国神社を降りて、清水寺のほうに向かうと産寧坂があります。
そのちょっと上がったところに「明保野亭(あけぼのてい)」が
ここも、志士たちがよく利用したというお店。
多分、高杉晋作も行ったことあるのでは?

私もいつか、ここでお食事したい
中のインテリアに興味あります。


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昨夜と違い、冷たい雨が降る京都の元旦の夜は更けていきます。

今夜のお食事は祇園で、ちょっと話題のお店を見つけました。


 おいしかったお店  
   
   
  「侘家古暦堂(わびやこれきどう) 花見小路本店」
      京都市京都市東山区四条花見小路下ル祇園町南側 
      歌舞練場北側      
              TEL075-532-3355

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鳥料理専門店。
名古屋コーチンや京都の赤鶏、大山の地鶏などおいしい鳥の
食べ比べや、コラーゲンたっぷりのガラスープ、
京野菜のサラダなど、どれもこれも趣向を凝らして
提供され、器なども素敵。

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デザートは「マールブランシュ」のケーキか、
シェリー酒とチーズ、どちらか選べます。
私たちは全員、チーズ。
焼き鳥屋さんでこんなメニューを出すのも面白いです

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お料理も文句なく美味しかったし、花街の祇園というロケーションも
歴女の私たちにはぐっときます。
お店の方のサービスもきびきびと気持ちよく、
いや〜、京都は本当に奥深いと思いました。
ごちそうさまでした

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京都日記

あけましておめでとうございます。

12月31日から1月2日まで京都にいまして、3日からもう仕事始めで
ずいぶんブログをお休みしました。

新幹線で京都駅に着いたのがお昼の12時くらい。
京都は真っ白の雪景色でびっくりしました。
ホームの壁面にあるポスターの舞子さんにも雪がふりかかっています。
とてもキレイで珍しかったので、京都最初のショット

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京都駅前、タクシー乗り場は長蛇の列
駅前の並木はすべて樹氷になってます!


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ホテルにチェックインした後、なかなかタクシーも拾えなくて
やっと乗り込めた時にはもう夕方になっていました。

「いざ蛤御門、京都御所へ

途中、車窓からみえた二条城です


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タクシーの運転手さんが「はい!着きましたよ」と乗り付けてくれた
蛤御門です。


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おおおぉーーーーーーっ


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長州が朝敵とされた、御門に向けての発砲。 柱に残るその弾痕が、
くっきりと残っています。まわりが真っ白なので、かえって際立って
よく見えました。


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御門の向うは公園ですが、見渡す限り真っ白
来島又兵衛や久坂玄瑞たち、つわものたちの怒りや苦しみ、絶望、
すべてを鎮めてしまったように私には思えました。
そのくらいに見事な雪景色。
大変感動しました。

タクシー運転手さんがとても親切で、色々案内をしてくれます。


ホテルオークラ京都の敷地にある「桂小五郎像」
珍しい雪化粧でしょう?


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ついでに、桂さんの恋人「幾松」さんが住んでいたというお家

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高瀬舟が碇泊しているところ。すごく風情があります。


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すっかり夕暮れ景色になったホテルオークラ、このあたりが
当時長州藩邸があったところです。
蛤御門の際に、長州人が自分たちで屋敷に火をかけます。
その火は燃え広がって京都中を焼け野原にしました。


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その後、今うわさの「然カステラ」を買いに、室町の「然花抄院」に
行くのですが、大晦日で早じまい

せめてお店の写真だけでも・・・


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あー、残念でしたがまたの機会の楽しみに
まあ、今日はなんといっても素晴らしい雪景色を
見せて頂いたのは、思いがけないプレゼント。

この後は食事に行き、八坂神社に初詣。
そして京都の一日目は終わりました。

 おいしいお店


以前から行きたかったお店「はふう」さんです。
お肉の専門店。


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器など細かい所すみずみに気配りを感じられて、お料理が来る前から
かなりテンションあがりまくり


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きましたー!
憧れてたビーフかつ


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サーロインステーキもやわらかくて本当に美味!


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4人で行ったのですが、最後のデザートは全員違ってました


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はふう本店

 京都市中京区麩屋町夷川下ル笹屋町471-1
  電話075-257-1581

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7/19 禁門の変(蛤御門の変)

松下村塾の双璧といわれた高杉晋作と久坂玄瑞。
高杉の盟友であったその久坂は、幕藩体制を批判し
王政復古の旗印のもと京都に進撃します。
中心となったのは、来島又兵衛の遊撃軍、真木和泉・久坂玄瑞に
率いられた諸隊でした。

一方、出兵に反対したのは高杉晋作、桂小五郎、周布政之助。
しかし主戦派が、桂小五郎を大阪に追いやり、高杉を座敷牢に閉じ込め
周布政之助を逼塞させ、京都出兵を決めます。

でも結果的に高杉という人の運の良さをつくづく感じてしまいます。
久坂玄瑞という友人を思えば、京都に一緒に出兵していたかも・・・


高杉が出兵に反対した理由・・・  富成博 『維新閑話』より
それは防長割拠論にある。「割拠も真の割拠でなくてはならぬ。
発進も真の発進であるべきだ。うわの割拠、うわの発進は聞くも
腹が立つ」。勤王の曲直を争うなどは「うわの発進」にすぎない。
京都や江戸でうろうろすることをやめ、長州一藩で幕府を倒す実力が
備わるまで、藩主も世子も国にとどまって国力の充実に力をつくすべし。
かれにとっては朝議挽回そのものが無意味なのである
  
            

200908021451000

1864(元治元)年、7月19日の早朝、2時間足らずの戦闘で
長州軍は惨敗。
来島又兵衛、久坂玄瑞、入江九一らを失い、京都の町を3日
3晩燃やしつくす禁門の変。
京都の皆様には本当にご迷惑をかけたと思います

久坂玄瑞がしめていた血染めの鉢巻きは高杉に渡すように遺言され、
高杉はその鉢巻きを功山寺挙兵の時にしめた、と何かの本で読みました。
上の写真はその功山寺挙兵の晋作騎馬像です。

寺田屋騒動、禁門の変と続き、長州は多くの要人をなくしました。
哀しくも厳しい現実に直面して、
これまでの「尊王攘夷」という幻想から、より現実的な「倒幕から
社会変革」という長州藩の歩みが始まったともいえます。

蛤御門はここで


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