山口市

幕末・動乱の山口政事堂

今日は、本当に久しぶりに山口市に行きました。
ちょうどやまぐち国体が開催中ですが、変わらず静かな町です。


山口政事堂の門を見に、県庁に行きました。
激動の時代、高杉晋作も政務座役として颯爽と通ったことでしょう。


Img_1804


Img_1797


山口県庁の敷地内にありまして、すぐわかりますよ。
そんなに意匠を凝らしてないのが、やはり急ごしらえだったという
ことでしょうかcoldsweats01

Img_1801_2

続いて、湯田温泉街のほうに行きまして
「史跡旅館・松田屋ホテル」です。
以前から、幕末の史料があるということでしたが、
なかなか敷居が高い感じ。でも思い切って入ってみることに。

Img_1812

この門をくぐると、玄関が見えます。
そして、右側に背の高い「楓」の木があります。

Img_1811

ふと、何気に目にとびこんできたのはsign01

高杉晋作憂国の楓あと happy02なにそれ〜


Img_1810


この松田屋さんのpencilHPを見てみてください。
「そういうこと!」


松田屋さんはもちろん、幕末時には坂本龍馬が滞在したり
都落ちしてこられた七卿様が遊びにこられたり、色々な
史話があるようです。
また、この周辺がまさに幕末志士たちの御用達の旅館や料亭が
並んでいたところ・・・

Img_1806


Img_1805


という所や、またこんなところも!


Img_1808


さて、山口市でぜひ行ってみたかったところが「ここ」です。
小説でも出てきますが、それがどんな場所だったかimpact


Img_1813


Img_1814

元治元年、9月25日の夜のこと。井上聞多が襲撃された事件です。
山口政事堂で君前会議が終わり、兄の屋敷がある湯田に帰ろうとして
袖解橋(そでときばし)付近で数人の刺客に襲われました。

全身をなますのように斬られたという事件で、下手人は
左幕派のテロリストでした。
全身血みどろになりながら意識が薄れる中で、介錯を求めた井上でしたが
そのとき「まだ生きている者を何故殺す!」というお母様の一言で
全身50針を縫うという手術で奇跡の生還を果たしました。
道具がないため、布団針でその手術を行ったのが、美濃から流れてきた
外科医出身の所郁太郎でした。
ちゃんとした道具もなく緊急手術で、する方も、麻酔なしでされる方も
本当にすごい話です。もうびっくりです。
井上聞多、本当に運がついているとしかいいようがないです。


この人、所郁太郎さん。

碑を読んでみると、この方も早く亡くなってますね。
そんな偉業を果たしたのに、お気の毒なことです。


Img_1823

Img_1822

これは井上邸の跡地「高田公園」にある碑です。
ホテルニュータナカの裏にありました。
この公園の中に井上馨像や七卿の碑、そして新しいところでは
中原中也詩碑などもあります。


Img_1828


井上聞多から、侯爵になった井上馨さんの像。


Img_1825

「井上家の手水鉢」などという、お屋敷の名残のものもあります。

Img_1821_3

井上聞多が襲われた同じ夜、周布政之助が自刃し、
高杉自身も、身に危険が迫っているのがわかっていました。
なので役職を自ら辞して自宅に謹慎します。
そして10月26日に萩を出て山口のここ、井上聞多を見舞い
下関の白石正一郎を訪ね、それから九州に亡命するのです。

Img_1830

公園の中で一番立派なのは、なぜか七卿の記念碑でした。
ホテルとのコントラストがおもしろいのですが、もうかなり傷んでて
文字もよく見えないのが残念です。
七卿たちは、湯田では井上家でお世話になっていたそうwobbly

Img_1833_3


この界隈はなかなかおもしろいものでした。
今日は仕事の合間にまわったのですが、近いために効率的に見ていく
ことができました。
そして、イベントにも参加してきましたのでご紹介しておきます。

cute山口県立美術館で開催中の「防府天満宮展」
 菅原道真の縁起絵巻、すばらしいものでした。
 高杉晋作が天満宮に奉納した扇面の都々逸もあります。
 会期は11月6日(日)までです。


Img_1784

cute山口県立山口博物館では「薩長連合と木戸孝允」
 孝允の肖像画や漢詩書、遺品など、木戸家からこちらに
 寄贈されたものの特別展です。
 会期は11月13日(日)までです。

 幾松(後の松子夫人)と小五郎の錦絵とかもありました。
この絵でもめちゃ可愛いですが、祇園の芸子だった幾松が
桂さんを訪ねて下関に来た時、そのあまりの垢抜けた美しさで
町中の人が驚いたという話が残っていますwink


Img_1787_2

どちらもおすすめです。ぜひお出かけしてみてください。


| | コメント (2) | トラックバック (0)